シニア層の「高齢者向け住宅施設」への関心度は5割以上
2009/10/24 10:01
BIGLOBEは2009年10月23日、アクティブシニアに向けたコンテンツを提供している「BIGLOBE Station50」からの集計データとして、「高齢者向け住宅施設(医療・介護ケア付)」への入居に関する調査データを発表した。それによると全体では約4割の人が、60代以降は過半数の人が「自分のために入居を考えている、考え始めたい」と関心を持ち合わせていることが分かった。特に70代になると6割以上の人が関心を寄せている(【発表リリース】)。
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今調査は2009年8月27日から10月1日までの間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1089人。男女比は73.1対26.9、平均年齢は54.7%。年齢階層は非公開だが、圧倒的に35歳以上が多い。
「高齢者向け住宅施設(医療・介護ケア付)」について、自分・親を対象とし、どのように考えているかについて複数回答で尋ねたところ、全体では4割の人が「自分が入居するために考えている・考え始めたい」と関心を寄せていた。一方「親の入居のために-」は2割。
高齢者向け住宅施設(医療・介護ケア付き)への入居について(複数回答)
一見すると「親よりも自分のこと?」という意見が出てきそうな結果だが、調査母体自身がシニア層であることを考えると、「すでに入居している」「すでに居ない」可能性も十二分にあり、不自然には当たらない。
また、年齢階層別に見ると
・回答者が歳を重ねるにつれて、自分自身の入居に対する関心が高まる。
・70代は6割以上が入居を考える、考え始めたいと関心を寄せている
ことが分かる。特に定年退職を迎えているであろう60-70代の層で、過半数が関心を持っている結果を見ると、「高齢者向け住宅施設(医療・介護ケア付)」へのニーズが極めて高いことが理解できる。
医学の進歩や核家族化の進行で、「高齢者向け住宅施設(医療・介護ケア付)」への注目が集まっている。今回のデータはそれを裏付けるものとなる。あくまでもアクティブ・シニア(インターネットにアクセスする意欲を持ち、アンケートに答えるほど活発的にブラウジングしている)に限った回答ではあるが、考慮すべき結果といえよう。
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