未婚女性が望む結婚相手の条件、もっとも重視するのは「学歴」?「収入」?? それよりも……

2009/10/21 07:10

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優しさイメージ結婚情報サービス「O-net」を運営する楽天グループのオーネットは2009年9月14日、20代・30代の未婚女性に対する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、結婚相手の条件として最重要視する項目は「性格・人柄」であることが分かった。全体では実に98.4%もの人が肯定の意見をしている。一方でいわゆる「収入」は4人に3人、「学歴」に至っては10人に3人足らずの割合に留まっているのが分かる(【発表リリース】)。



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今調査は楽天リサーチを使ったインターネット経由で行われたもので、調査期間は2009年9月3日から4日。対象は調査時点で20-39歳の結婚経験の無い女性で、有効回答数は900人。年齢階層は20代と30代で均等割り当て。

異性を評価する項目を複数用意し、それぞれについて結婚相手の条件として重視するか否かについて尋ねたところ、圧倒的に賛同する意見が多かったのは「性格・人柄」だった。冒頭でも触れているよう全体では98.4%の人が同意を示している。

結婚相手を選ぶ際に重視する事(20・30代女性、「重視する/しない」の2択で『重視する』の回答率)
結婚相手を選ぶ際に重視する事(20・30代女性、「重視する/しない」の2択で『重視する』の回答率)

「どこまで本音を語っているのか分からない。それでもやっぱり『お金』は大事なんじゃないのか」という意見もあるだろうが、元々無記名投票であることを考えれば、偽りの回答を出すことは考えにくい。それに「お金」に相当する「収入」も75.1%と4人に3人以上が「重要だ」と答えている。単に同意者割合が「性格・人柄」の方が上だったに過ぎない。

外部的スペックよりも
ハートを重要視?
全体的に見ると、「収入」は別にしても「職業」「容姿・外見」「婚姻歴」「身長」など、いわゆる外部的要因への重要視度が低く、「性格・人柄」をはじめ「愛情」「健康」など内部的要因への評価・重要視度が高いのが分かる。当方のような男性の立場からすれば、心強いデータともいえる。

また、「家事・育児への協力姿勢」という項目が意外に高い値を示している。「家事・育児」は女性にお任せという亭主関白モードな男性より、「できることは手伝うよ」といった夫婦の共同意識を持つ男性を好む傾向がうかがえる。

年齢階層別に見ると、30代よりも20代の方が「外部的要因への重要視度」が高いのが分かる。見た目などにはこだわらないという諦めがあるのか、自分自身が人間的に成長して「外より内が大切」という認識を強めつつあるのか、このデータからだけでは断言が難しい。

ただし……「重要視する」回答率そのものが、「身長」「学歴」「婚姻率」以外は押し並べて高い(6割超)のを見ると、「案外贅沢なのね」「それだけの長所を兼ね備えたスーパーマンは、そうざらにはいないだろう」というのが正直な(男性としての)意見でもある。これが「理想」ではなく「条件」となればなおさらだ。あるいは「思うだけ、希望するだけならタダだし」という考えなのかもしれない。



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