OLがもっとも利用する携帯電話のコンテンツとは?
2009/10/17 09:57


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今調査は2009年9月にインターネット経由でOLに対して行われたもので、有効回答数は417人。平均年齢は33.6歳、職種は正社員が75.1%、派遣社員が16.3%など(無職・家事手伝いは無し)。
登録コンテンツ・サイト(公式サイトメニューに登録されているサイト・サービスであり、いわゆる「勝手サイト」は除く)には多種多様なジャンルが用意されており、まるで商店街・ショッピングモールのような様相を呈している。それらのコンテンツ・サイトの中で、どのような種類のサービスを登録しているかについて、コンテンツ・サイトを利用している人のみに複数回答で尋ねたところ、もっとも多いジャンルは「交通案内・地図」であることが分かった。登録者全体の60.6%もの人が登録していることになる。

登録しているコンテンツ・サイト(登録者のみ回答)
やや数を減らしているが第二位についている「グルメ」と合わせ、上位についているコンテンツ・サイトは「持ち運びができる」「いつでも手軽に利用できる」という携帯電話のサービスならではの機動力が十分に活かせるもの。その便宜性はOLも十分認識しているようだ。特に「グルメ」は女性ならではの選択といえる。
また、意外に「着うた・着うたフル」の利用率が低いように見えるが、これは【着うたフル、中高生は50曲も保存中】などにもあるように、たとえ女性であっても社会人になると着メロ・着うたへの執着度が学生と比べれば格段に大人しくなる結果といえる(とはいえ、登録だけで観れば第三位とまだまだ他コンテンツと比べれば高い位置にある)。
これを年齢階層別で区分し、上位陣を抽出すると各階層ごとの特性が見えてくる。

年齢階層別「登録しているコンテンツ・サイト」(上位五位のみ)
「交通情報・地図」の有用性を実感しているのはどの年齢でも変わりない。一方で、「グルメ」「着メロ・着うた」への傾注度は歳を経るに減り、「ゲーム」に至っては30代以降になると上位五位にすら入らない。また、代わりに「天気予報」「新聞・ニュース」などのリアルタイム性を有する実用コンテンツの値が増えてくるのが確認できる。
このデータからだけでは確証は難しいが、携帯電話のコンテンツ・サイトに対し若年層はエンタメ性を重視しているのに対し、歳を重ねるにつれて「生活に役立つ、実用性の高いもの」を求める傾向が強くなるのではないだろうか。今調査結果は「35歳以上」をひとくくりにしてしまっているが、40代・50代・60代などのように中堅-高齢層毎のデータも観てみたいものだ(もっとも調査母体数がもう少し必要になるだろうが……)。
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