過去6年間で最低を記録……職場での飲み会は月平均1.5回、平均予算は約4500円
2009/10/15 07:22
キリンホールディングスは2009年10月14日、同社のキリン食生活文化研究所の調べとして、「職場の人とのお酒の飲み方」に関する意識調査の結果を発表した。それによると職場の人とお酒を飲む回数は月平均で1.5回、平均予算は4500円あまりであることが分かった。この額は2004年以来回数・金額共に最低基準にあり、昨今の景気動向を反映した内容となっている(【発表リリース】)。
スポンサードリンク
今調査は2009年8月28日から9月2日の間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3096人。20歳以上を対象としているが、男女比・年齢階層比は非公開。
今調査結果によると、2009年における「職場の人とお酒を飲みに行く頻度」は月平均で1.5回・1回あたりの予算は4530円となった。これは昨年の1.7回・4668円からそれぞれ0.2回・183円のマイナスとなり、直近6年間において最低の数字を示している。
「職場の人とお酒を飲みにいく頻度は?」「予算は?」
回数は2007年までほぼ横ばいだったがその後減少、予算はもっと明確に2007年をターニングポイントとしていることが分かる。「サブプライムショック」「リーマンショック」がそれぞれ2007年・2008年に発生し、2007年夏から顕著化した「金融(工学)危機」が働き人たちの飲み会にも影響を及ぼしていることが分かる。
上記数字を元に、1か月あたりの平均「職場の人との飲み予算」を算出したのが次のグラフ。
月平均飲み予算推移(職場の人と)(円)
2004年と比べて17.3%、最盛期の2006年と比べると25.7%もの減少が確認できる。もちろんこの減少幅には、飲み屋側の経営努力(商品単価の引き下げ)も含まれている。それを差し引いて考えたとしても、働き人のお財布事情が厳しくなったのと共に、飲み屋での平均出費額が減少したことが改めて確認できよう。
■関連記事:
【マイナス700円の4万5600円・「減った」18.0%「増えた」は7.6%!-2009年のサラリーマンのこづかい事情】
スポンサードリンク