「使い過ぎ」「つけっぱなし」に「不分別」反エコ行動トップは何かな?
2009/10/14 12:00
化成品・樹脂、繊維などを製造販売するクラレは2009年10月13日、主婦の新しい環境動向に関する意識調査結果を発表した。それによると、エコロジーの観点からすると良くないことだとは理解していても、ついやってしまう「反エコ行動」について、与えられた選択肢の中では「つい車を使ってしまう」と回答した人がもっとも多いことが分かった。自動車の便利さに慣れてしまったがための「性(さが)」なのかもしれない。他に上位についた項目としては「-しっぱなし」のような「適度に止めることを怠ってしまう」行動が目立つ(【発表ページ】)。
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今調査は2009年8月にインターネット経由で関東一都三県・関西二府四県に住む主婦に対して行われたもので、有効回答数は500人。地域比は関東・関西で1対1、年齢階層比は20-40代、50歳以上の区分でほぼ均等割り当て。職業比は専業主婦298対会社・パートなど202。
ダイエットにおいて「食べると太ると分かっていても、つい間食してしまう」と同じように、「エコロジー(、そしてお財布の中身)には優しくないと分かっていても、ついやってしまう」反エコ行動について尋ねたところ、もっとも多い回答は「つい車を使ってしまう」だった。約5人に1人が同意を示している。
ついやってしまう反エコ行動
自転車や歩きでも十分行ける距離にあるスーパーなのに、つい自動車を使ってしまう。「その方が便利だから」「慣れてしまっているから」という理由が大部分なのだろうが、自家用車を持っている人には一度や二度ならず経験があるはず。自動車は「便利な道具」である以上積極的に使うべきなのだが、その一方「エコ」「ガソリン代」を考えると、必要以上の利用は避けたいところだ。
「いつも気をつけて」いれば
防げることが多い
他にも(元々用意された選択肢がそれ系統のが多いこともあるが)「-しっぱなし」のような、「無駄な使い方をしないよう意識していればすぐに止める判断ができるのに、それを怠って使いすぎてしまう・やりすぎてしまう」行為が多い。逆にいえば、常日頃から「無駄遣いへの注力」が滞りなく行われていれば、これらの反エコ活動の大部分は防げることをも意味する。
個々のエコ活動について学ぶだけでなく、それをいつも思い返す。それよりもむしろ、そんな面倒なことをしなくても自然に身体が動く「習慣化」してしまうのが、もっともエコな活動といえるのだろう。
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