【更新】ポストに溜まるダイレクトメール、男性より女性・若年層より中堅層の方が読む傾向に
2009/10/14 07:22
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年10月13日、メルマガの配信停止に関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、自宅に郵送・投かんされるダイレクトメールを読む人は3割強でしかないことが分かった。頻度として読まない方が多い人は5割近くに達し、まったく読まない人も1割強に及んでいる。また、男性よりも女性、若年層よりも中堅層の方が比較的目を通す比率が高いという、興味深い結果も出ている([発表リリース])。
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今調査は2009年9月18日から9月28日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は513人。男女比は54.8対45.2で、年齢階層比は20代30.4%、30代33.3%、40代36.3%。
まるで日課のようにポストに投函される数々のダイレクトメールやチラシ。実際これらの広告にはどれほどの人が目を通しているのだろうか。今調査母体では「必ず読む」人は4.1%・「読むことが多い」は31.0%と、「読む派」は3割強に留まるという結果が出た。
自宅に郵送または投函されるダイレクトメールは読むほうですか?
逆に「まったく読まない」という完全拒絶派は16.2%と1割強に達している。どちらかというと敬遠されている、というのが総論のようだ。
男女別ではわずかに男性の方が、年齢階層別では若年層の方が拒絶反応が高い。逆にいえば女性・中堅層の方がダイレクトメールを受け入れやすいことになる。女性の場合は「お得な情報があるかもしれない」という「家計を守る主婦の立場」から、中堅層は時間的・精神的余裕や紙媒体というメディアへの信頼感の高さゆえのものだろうか。
さて、今調査では対象年齢が40代までで、それ以上のものは結果として出ていない。奇しくも先日、【新聞記事や特集7割・テレビ番組8割……シニア層の情報源、テレビや新聞が圧倒的】などにもあるように、クロスマーケティングがシニア層の各種調査を行った結果を発表しており、そこに「普段利用する情報源」に関する項目が見受けられる。その中でダイレクトメールと性質が近い、あるいは同一と認識できる「新聞折り込みチラシ」「カタログやチラシ」について、調査対象の年齢・性別階層別のデータをグラフ化したのが次の図。
普段利用している情報源(クロスマーケティング調査)
調査母体も調査方法も異なるので参考程度以上のものではないが、やはり「男性より女性」「年齢を経る」ほどダイレクトメール(などの紙媒体)を手にし、目にする比率は上昇していそうだ。
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