携帯電話とパソコンを両方使う人、メインに使っているのはどちら?

2009/10/14 07:21

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インターネットイメージインターネットコムとgooリサーチは2009年10月14日、携帯電話利用者におけるパソコン利用に関する定期調査の結果を発表した。それによると、パソコン所有の携帯電話利用者がウェブサイトを閲覧する際、主に使うのはパソコンである傾向が強いことが分かった。調査母体においては8割以上が「メインにパソコン」と答えている。また、その理由のトップには「携帯電話よりも情報が豊富」がついた。携帯電話が絶対的な表現力のハードルを超えるのは、まだ現行技術では難しそうである(【発表ページ】)。



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今調査は2009年9月28日-30日にかけて10-50代の携帯電話利用者1036人に対して、携帯電話経由で行われたもので、男女比は43.3対56.7。年齢階層比は30代39.6%・20代25.8%・40代24.2%など。なお回答者のうちパソコン「も」所有している人は1027人(99.1%)だった。

まず、パソコン「も」所有している人に、「インターネット上のウェブサイトを閲覧する際に、パソコン・携帯電話どちらをメインとして使うか」について尋ねたところ、圧倒的にパソコンをメインに使う人が多い結果が出た。その割合、実に85.3%。「携帯電話で行ったアンケート結果」にも関わらず、携帯電話メインとの回答者は6.2%に過ぎなかった。

インターネットの Web サイトを見る際、パソコンと携帯電話のどちらをメインとして利用していますか
インターネットの Web サイトを見る際、パソコンと携帯電話のどちらをメインとして利用していますか

パソコン経由のアンケートならともかく、携帯電話経由のでも「主にパソコン」が圧倒的なのは少々驚き。そこで「なぜパソコン/携帯電話を主に使うのか」について尋ねると、パソコンでは「携帯電話よりも情報が豊富」という回答が圧倒的だった。「主にパソコン」の回答者は876人なので、8割強の人は「パソコンの表現力・情報量の豊かさ」を理由に挙げていることになる。

サイト閲覧にパソコン/携帯電話をメインとしている理由(複数回答、回答者数)
サイト閲覧にパソコン/携帯電話をメインとしている理由(複数回答、回答者数)

「よく見るサイトがパソコンのみ/携帯電話のみ対応」は、利用者ではなくサイト運営者側の事情なので仕方のない話。それ以外はパソコン・携帯電話それぞれの特性によるものだが、パソコンの豊富な情報表現力に一度慣れてしまうと、携帯電話のさまざまな便宜性を知っていても「携帯電話をパソコン以上に使う」のは難しいのかもしれない。

なお携帯電話をメインに使う人は64人だったので、「いつでも手元にある」「手軽」の理由を挙げた人は98.4%・87.5%と大部分の人であることが分かる。携帯電話のサイト運営者はこの点に留意すると良いだろう。逆にいえば、機能やコンテンツの内容はあまり重要視されていないということになるのだが……。



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