ちっちゃいけれどちゃんと運転出来ますよ…運転可能な「ミニカー」の今昔
2009/10/12 08:02
街中をそう快に走る自動車たちはいずれもそれなりに大きくて、人や荷物をたくさん運んでくれるもの。その大きさに(特に幼少期において)威圧された経験を持つ人は少なくないはず。しかし世の中にはその常識を覆す、まるで遊園地のゴーカートのような自動車も存在する。【LIFEのギャラリー】では、昔から今にかけて、それら「ミニカーのような運転可能なミニミニ自動車」たちを紹介している。
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LIFEのミニミニ自動車特集こと「Very, Very, Very Small Cars」
掲載されている写真は全部で17枚。一番古いのは1926年6月のもので、「Hello, Officer(やぁ、将校さん(お巡りさん?))」。いわゆるフォード・T型による自動車の大衆化が始まったのが1910年代に入ってからなので、それからしばらく経ち、このような余興に近い車両も作られるようになったということだろうか。
画面の右側のカーソルをクリックすると、新しいミニミニ自動車の画像が逐次表示される。一部掲載されている撮影年月と実際の写真の年代が不一致と思われるものもあるが、立っている大人たちの視線を真上から受けつつ、したり顔で運転席に構えている運転手たちの顔を見ていると、どことなく滑稽で、どこか別世界から迷い込んだ自動車のワンシーンのように見えてならない。
日本では車検の問題から、これらの自動車の公道での運転が許可できるとは考えにくい。冒頭で触れたように、「遊園地のゴーカート」のごとく、園内などで走らせるのが関の山だろう。とはいえ、普通の自動車とはちょっと違う、愛らしさと親近感を覚えるのは、「彼ら」がペットのような可愛らしさを有しているからなのかもしれない。
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