ユニクロ商品を買う理由、シンプル・定番・種類が豊富、そしてなによりも……

2009/10/05 07:51

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ユニクロイメージマイボイスコムは2009年9月18日、ファストファッションに関する調査結果を発表した。それによると、【ファーストリテイリング(9983)】が運営している衣料品店のユニクロの商品を購入した人における購入理由としてもっとも多いのは「価格が割安である」ことが分かった。利用者の9割近くがその理由に同意を示している。「価格割安感」はユニクロの特徴であると同時に、多くの人から支持を集める最大の理由ともいえよう(【発表リリース】)。



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今調査は2009年9月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万4108人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代34%・40代29%・50歳以上21%。なお「ファストファッション」とはファストフードのファッション版のようなもので、「流行の先端」を「安い価格」で提供する衣料品チェーン店のことや、衣料品そのものを意味する。

ファストファッションの代表的ブランドといえばユニクロであることに疑いの余地は無い。廉価版衣料品チェーン店といえば「しまむら」も有名だが、今回調査の対象に入っていないことを考えると、少なくとも調査機関からは「流行の先端」とはみなされていないようである。

その「ユニクロ」において、商品を購入した理由を複数回答で尋ねたところ、もっとも多い回答は「価格が割安である」だった。実に88.6%が「安いからユニクロで買った」と答えている。

「ユニクロ」の商品を購入した理由は何ですか(ユニクロ利用経験者、複数回答)
「ユニクロ」の商品を購入した理由は何ですか(ユニクロ利用経験者、複数回答)

「シンプル、飽きがこない」「定番アイテムが買える」「カラーバリエーションが豊富」など、商品そのものへの安定感に対する信頼が比較的高いのが分かる。値段が安いのはもちろんだが、それ以外にもユニクロらしさが受け入れられ、それが多くの人たちの支持を集める源になっていることが理解できよう。

ちなみにユニクロの営業成績が好調なのはすでに何度かお伝えしている通り。直近半年間における月次前年同期比の業績は7月にやや落ち込みを見せている他、今回調査のトップに掲げられている「価格が割安」なこともあって客単価は低めにおさえられているが、客数の伸びが極めて良く、それが売上高を押し上げている。

過去半年間におけるユニクロの営業成績(直営店+ダイレクト販売、前年同月比)
過去半年間におけるユニクロの営業成績(直営店+ダイレクト販売、前年同月比)

ユニクロらしさを維持したまま、新作を続々発売する姿勢に共感を覚えた人たちがリピーターとなって来訪し、さらに口コミでさらなる集客効果を発揮しているのだろう。



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