1日のケータイメールのやり取り、高校生は30通近く・50通以上も2割に
2009/10/04 10:10
マクロミルは2009年9月30日、高校生の携帯電話の使用状況に関する調査結果を発表した。それによると、調査母体において1日に携帯電話から送受信するメールの数は平均で30通近くに登ることが明らかになった。50通以上の人も約2割に達しており、高校生は頻繁にメールのやりとりをしている状況がうかがえる(【発表リリース】)。
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今調査は2009年9月15日から17日までの間に携帯電話経由で高校生に対して行われたもので、有効回答数は300人。男女比は1対1、学年階層比は非公開。
携帯電話におけるメールは、原則的に相手を拘束する事無く送れることや、リアルタイムでのやりとりでは無いので、固定電話や携帯電話自身の通話よりも手軽に相手への意思疎通が出来る。特に若年層・学生はチャットのごとくメールのやりとりをしている場合も多々ある。今調査結果でも、「1日50通以上ケータイでメールのやりとりをしている」と回答した人は2割に達していた。
携帯からメールを送受信する1日の平均数は?
全体では5通未満が1割しかなく、20通以上が約半数に達している。起きている時間が18時間として、1時間に1通以上はメールを送受信している計算になる。授業などのことも考えると、連絡事項云々というよりはおしゃべりに近い感覚であることが容易に想像できる。
他の類似調査、例えば【中学2年の16%が「ケータイで1日51通以上メールのやり取り」】や【女子高生 ケータイ利用は 一日2時間 寝る間も惜しんで メールで やりとり】と比較して女性の「50通以上」の値が男性よりやや少なめなのが気になるが、通数が多い層(オレンジ系統)の割合は女性の方が多く、やはり「女性の方が携帯電話でのメールのやりとりの頻度は高い」という一般的なイメージを踏襲しているようだ。ちなみに各層の中央値を元に平均値を算出すると、全体27.5通・男性26.4通・女性28.5通となり、やはり女性の方が2通ほど数が多い。
先に【毎日「眠る直前までケータイ使うよ!」な高校生は6割強、女子は7割を超える】などで、一日中携帯電話を使う高校生、特に女子高生のライフスタイルについて触れた。主な使われ方はメールのやりとりであり、メールのキャッチボールが途切れると不安に感じる彼ら・彼女らの心境がうかがえる。メールの通数は高校生にとっては、「心臓の鼓動数」に相当するほどのものなのかもしれない。
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