食生活、気を使うのは「3食規則正しく」がトップ・高齢者ほど気にする傾向に
2009/10/02 04:40
ネットマイルは2009年9月29日、食に関するアンケートの結果を発表した。それによると、日頃の食生活に気を使っている人がもっとも気を配っている項目は、「一日3食規則正しく食べる」で約2/3の人が同意を示していた。他にも栄養バランスの視点で食を摂ることや、過食に気をつけることなどに多くの人が注意を払っている。また、多くの項目で高齢者ほど留意する人が増える傾向も見受けられる([発表リリース、PDF])。
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今調査は2009年9月9日にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は600人。男女比は1対1で、年齢階層比は10代・20代・30代・40代・50代・60歳以上で均等割り当て。
日頃の食生活に何らかの形で気を使っている人は全体の69.3%。それらの人に対し、具体的にどのような点に注意しているかについて選択肢の中から複数回答形式で尋ねたところ、もっとも多い票を得たのは「一日3食規則正しく食べる」で66.6%の人が同意を示した。
日頃の食生活でどのような点に気を使っていますか(気を使っている人限定、上位10位項目のみ)
・全体量の調整
一方年齢階層別にみると、多くの項目で若年層より高齢層の方が回答率が高いことが分かる。逆に10代は極端に低い値も多く見受けられる。
日頃の食生活でどのような点に気を使っていますか(気を使っている人限定、上位10位項目のみ、10代・60歳以上抽出)
10代の値が特に低い「食べ残し」「牛乳など」「脂肪の取りすぎ」「好き嫌い」の項目は、いわば「若さゆえの過ち」「若いうちはある程度無茶しても何とかなる」の類。ただし食生活の無理は身体に蓄積されることを考えると、「ほどほど」にしておくことをお薦めする。
一方、高齢者、特に60代以降が食生活に大きな配慮をしている傾向は【孫へのこづかい・医療費負担……高齢者世帯の生活像】や【お食事宅配サービスの世代】など、別の視点からも明らかにされている。自身の身体に対する配慮心が高まっているのが要因だろう。今回は直接の質問でもあらためてそれが確認できた形だ。
ただし「外食に頼りすぎない」という点は若年層とほとんど変化がない。これは食事の用意そのものに手間がかかることを敬遠してのものと思われる。その意味では、上記の「お食事宅配サービス」や【100円ショップ来訪客の世代】にもあるように、「100円ショップ」に高齢者の利用が目立つのも当然といえるかもしれない。
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