「アメリカで一番健康に悪い」のらく印を押された朝食メニュー
2009/09/30 07:51
先に【「アメリカで一番健康に悪い」のらく印を押されたドライブスルーの食品】や【「アメリカで最悪の食事」のらく印を押され、二冠の栄冠に輝いた食品たち】などでアメリカの食生活を憂いたくなるような食品の数々を紹介したが、これらはアメリカの男性向け雑誌Men'sHealthに定期的に記事を提供している「EAT THIS,NOT THAT!(あれじゃなくてこれを食え)」の編纂によるもの。先日新たに「アメリカでもっともとんでもない20の朝食メニュー(20 Worst Breakfasts in America)」が紹介され、アメリカの食事情を改めて色々と考えさせられた。今回はそれらの中でも(健康的に)「アメリカ最悪の朝食メニュー」として掲げられたメニューなどを紹介することにしよう(【該当ページ】)。
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以前の記事にもあるように、この「一番健康に悪い」「最悪の」食事の類は、「量」「甘味」「塩分」「脂質」のいずれか、あるいは複数要素で異常な場合が多い。まるでファミリー用に用意されたバケツ入りのチキンの山を、一人でガツガツと食べているような感覚だ。
実際今回の「アメリカ最悪の朝食メニュー」も、ページが進むにつれて段々と(まるで悪乗りしているかのように)見た目も栄養素もインフレ化している。例えば右にある「朝食用ビスケット」Hardee’s Monster Biscuitは、カロリーが710キロカロリー、2250mgのナトリウムを有しており、見た目と合わせて「どこがビスケットやねん」と突っ込みを入れたくなるほど。かろうじて名前に「モンスター」とあるあたり、救われる気持ちになれる。
さて肝心の「アメリカ最悪の朝食メニュー」だが、元記事の一番最後に掲載されている。わざわざ10ページも読み進めるのは難儀なので、該当する朝食メニューの名前は「Bob Evans Stacked & Stuffed Caramel Banana Pecan Hotcakes」(Bob Evans社のキャラメル・バナナ・ペカンを積み重ねたホットケーキ)。
Bob Evans Stacked & Stuffed Caramel Banana Pecan Hotcakes
ペカン(ピーカン)とはナッツの一種で、それとバナナを詰め合わせキャラメルソースをたっぷりとかけたホットケーキ。名前には無いが上からさらにバニラクリームチーズやらバターやらがべったりとつけられているようで、まるでカロリーの宝石箱のようだ。【同社の紹介ページ】を見ると、「こんなすげぇホットケーキなど見たことないでしょ」と誇らしげに語っているが、「そりゃ確かにそうだろうな」としか突っ込みようがない。ちなみにあのトランス脂肪酸を含む油は使っていないとのことだが、もうこの見た目だけで「そんなのあまり関係ないような」と天を仰ぎたくなる気分。
カロリーは1543キロカロリー、脂質は77グラム、ナトリウムは2259mg、砂糖は109グラム。あまりにも多くて分かりづらいだろうから、日本のマクドナルドで販売しているビッグマックとの比較をグラフ化しておく(ビッグマックの「砂糖」要素は未公開なので省略)。
ビッグマックと「アメリカで最悪の朝食」との比較(ビッグマックを1とした場合)
いかに大きな破壊力を兼ね備えているか、ひと目でわかるだろう。
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