【更新】長話、チャットの世界でも「若者」「女性」の方が長い傾向に
2009/09/30 07:43
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年9月29日、ネット上でリアルタイムに複数の人と同時に会話が楽しめるチャットに関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体のうちチャットをしている人において、私的目的によるチャットや音声通話の合計時間は15分未満が4割を超えていることが分かった。一方で毎日1時間以上を記録するヘビーユーザーも3割近くに達し、特に男性より女性の方が長くなる傾向があることが明らかになっている([発表リリース])。
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今調査は2009年9月2日から9月7日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は574人。男女比は52.6対47.4で、年齢階層比は20代35.4%、30代31.0%、40代33.6%。
技術進歩や回線速度の高速化で、今やチャットシステムにおける音声通話機能での音質は、電話とさほど変わらないレベルのものにまで向上している。調査母体において音声通話も含めたチャットをした経験のある人は34.8%と3人に1人程度にしかすぎなかったが、それら「チャット経験者」における平均的なチャット時間はどれくらいなのだろうか。5つの選択肢から選んでもらったところ、もっとも多い同意票を集めた選択肢は「15分未満」だった。チャットなだけにちょっとしたやり取りをするのみ、という人がほとんどのようだ。
プライベートでの1日あたりのチャットや音声通話の合計時間はおよそ何分ですか?(チャット経験者限定)
これを階層別で見ると、全般的に男性より女性の方が利用時間が長い傾向にあることが分かる。実際の雑談でも女性の方が長話をすることは良く知られた話だが、インターネット上のチャットでもその傾向はあまり変わらないようだ。
また、年齢階層別にみると若年層の方が長話の傾向が見られる。特に40代になると過半数が「15分未満」でしかない。この世代になるとプライベートでチャットをする内容もあまり無いのかもしれない。
今調査はあくまでもパソコン経由によるチャット・音声通話に基軸をおいていて、携帯電話のチャット機能、さらにはメールなどのやりとりによる「事実上のチャット」は対象外となっている。仮に「携帯電話におけるメールのやりとりや『リアル』などの簡易ブログサービスなども含む」と設定されていたら、若年層・女性の結果はもっと違ったものになっていただろう。
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