持ち運びタイプの電子マネー、普及率は約7割

2009/09/29 04:30

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電子マネーイメージマクロミルは2009年9月16日、電子マネーに関する意識調査結果を発表した。それによると、現在電子マネー(携帯電話などモバイルやカード向け)を利用している人は全体で7割を超えていることが分かった。年齢階層別では20代が8割近くに達しているものの、中堅・高齢者層でもさほど利用率は落ちていないなど、幅広い層で普及が進んでいることがうかがえる(【発表リリース】)。



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今調査は2009年9月3日から4日にかけて東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県居住の人に対しインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1で、年齢階層比は15-19歳が1に対し20代・30代・40代・50代がそれぞれ2の割合。

あらかじめ登録しておけば財布から小銭などを出さずにパネルにかざすだけで支払いが出来る、携帯電話などに搭載可能な電子マネーは、小口決済手段として急速に普及しつつある。今回はパソコンなどのインターネット専用のもの(WebMoneyなど)を除いた電子マネーについて、現在利用しているか否かを尋ねたもの。全体では7割超えの人が利用していると回答した。

あなたは現在、電子マネーを利用していますか(モバイル向け)
あなたは現在、電子マネーを利用していますか(モバイル向け)

男女別でみると男性の方が利用率が5ポイントほど高い。これはコンビニや駅売店など通勤時の利用シーンが多いのが原因と思われる。また、年齢階層別で見ると20代がもっとも多く8割近く、逆にもっとも少ないのは50代の63.5%。開きは20ポイント近く。

しかし逆に考えれば、「50代でも6割以上の人が電子マネーを使っている」と見ることもできる。携帯電話の多機能性に翻弄されがちな高齢者に対する数字としては、意外ともいえる。さらに別機関の調査結果による記事【「おサイフケータイ機能は不可欠」若者以上に高い高齢者の支持率】にもあるように、「無くてはならない」として重要視しているのはむしろ高齢者。使い慣れている人にとっては、便利さが気に入り手放せなくなったということなのかもしれない。

浸透の仕方に年齢階層でやや違いはあるが、電子マネーが幅広い層に向けて普及率を高めつつあるのは間違いないだろう。



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