夕食節約度に見る、世帯収入と節約意識の関係
2009/09/27 10:36
DIMSDRIVEは2009年9月25日、節約メニューに関する調査結果を発表した。それによると、1年くらい前と比べて夕食費を節約している人は、家庭で夕食を作り食材購入もする人のうち7割強に達していることが分かった。また世帯収入別でみると、当然のごとく収入が低い人ほど節約の度合いが高いことも明らかになっている(【発表リリース】)。
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今調査は2009年6月10日から25日の間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は9685人。男女比は50.3対49.7で、年齢階層比は30代32.6%・40代30.7%・50代16.0%など。
調査母体において家庭で夕食を作り、食材購入もする人7393人に対し、1年くらい前と比べて夕食の食費をどの程度節約しているかについて選択肢の中から一つ選んでもらったところ、もっとも多い回答を得られたのは「やや節約している」で、過半数を超えていた。「かなり節約している」と合わせると73.7%の人が節約している計算になる。
1年くらい前と比べて、夕食の食費はいかがですか
世帯の食卓を預かる人の節約意識の高まりがうかがいしれる。
ところがこれを世帯年収別でみると、やや違った傾向が見えてくる。
1年くらい前と比べて、夕食の食費はいかがですか(世帯年収別)
年収200万円未満の世帯では実に82.4%が節約派なのに対し、1500万円以上では51.3%。約30ポイントもの差がみられる。平均年収が収まっている400万円以上600万円未満の世帯では77.3%であり、年収で食費に対する「構え」がかなり違うことが分かる。
ただ逆に「年収1500万円以上の世帯でも半数が夕食の節約をしなければならない」と考えることもできる。広い層で夕食(食費)への姿勢が変わってきていると見ることも可能だろう。
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