一人でもさみしさを感じずにサイクリングできる電気自転車

2009/09/24 08:03

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Joulesイメージお値段は少々高めだがペダル周りに小型のモーターを取り付け、坂道などで稼働させることによって搭乗者の負担を軽くする電気自転車を良く見かけるようになった。足腰が弱った高齢者や若年層、そして起伏の多い場所で利用する人に重宝されているという。「でもせっかくモーターを自転車に取り付けるのなら」とちょっとお茶目な補助方法を用いた電気自動車が先日お披露目された。それが【Joules】と呼ばれるものだ(【トリガー記事:InventorSpot】)。



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合理的なのか非合理的なのか良くわからない電気自転車、Joules。
合理的なのか非合理的なのか良くわからない電気自転車、Joules。

一見すればその仕組みが分かるはずだが、「Joules」は後部座席に電動のペダル漕ぎロボットを乗せた電気自転車。重さ12キロ・直径22センチ・出力2.2-7.2kwの電動モーターPMG132を搭載し、そのモーターを使って後部座席に乗せた金属製のロボットのペダルを漕がせていく。前部座席に搭乗している人間は「彼」の働きでラクラク坂道も登れる、という次第。

安全性の問題からか、補助車輪をつけて走らせるようだ。
安全性の問題からか、補助車輪をつけて走らせるようだ。

元プロの自転車レーサーである息子さんが作成し始めたことからスタートした「Joules」だが、結局親子二代のプロジェクトとなった。材質について明記はされていないが、ステンレスだったとしてもそれなりの重さがある。仕組みは歯車をいくつか組み合わせることでモーターの回転運動をペダル漕ぎに変えるくらいで、特に難しいことは行われていない。ただしモーターの重量と合わせると言葉通り「二人乗り」と同じような重たさがあるはずで、それなりの重量感を前部搭乗者は味わうになる。

「自転車をロボットで漕がせる」話としては【今度は一輪車で上手にバランス・村田製作所が「ムラタセイコちゃん」を開発】で紹介したムラタセイサク君などが思い浮かばれる。彼はオートバランサーによって補助輪無しでも二輪走行を可能としているが、「Joules」は初めから「人間の補助」を目的としているため、そのような複雑な機構は不必要だったというわけだ。

「Joules」合理的なのか非合理的なのか、有益なのか無意味なのかよく分からなくなってくるが、少なくとも「目立つ」ことだけは間違いあるまい。



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