コミュニケーションの歴史が1分で分かる動画
2009/09/22 09:01
今やケータイやパソコンのメールで、遠距離間でも誰もが気軽に意思疎通が出来るようになった時代。多数の人がアクセスして言葉を交わすコミュニティは、電子世界の井戸端会議ですらある。しかしちょっと昔までは電話による一対一の通話ができれば御の字だった(これからさらに昔と比べれば大したものだ)。このように加速度的に進化する遠距離間コミュニケーションの歴史が、1分の動画にまとめられたものが動画共有サイトYouTubeに掲載されていた。イギリスのプロバイダ【TalkTalk】の宣伝用動画でメッセージ部分は英語だが、アニメーション部分で十分以上に把握できる優れたものなので、今回紹介してみることにする(【元記事:The Presurfer】)。
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コミュニケーションの歴史。【元動画はこちら】
目の前にいる相手なら口頭で意思疎通ができるが、遠距離にいるとそうもいかない。当初はのろしによる情報伝達が主だった。そして鳥(鳩)を飼いならして手紙を届けさせるという、「伝書鳩」が用いられることになる。山脈間でホルンを用いて音楽(音)で意思のやり取りを行う方法も用いられたが、電信(モールス信号)の発明は一気に「遠距離コミュニケーション」の歴史を加速させる。
ごく初期型の電話機
電話機もどんどん進化する。回転式だった電話番号の入力もテンキー式となり、さらには小型化して持ち運びができる電話が登場する。いわゆる「携帯電話」だ。
最初は固定電話の受話器のような形・大きさでしかなかった携帯電話も、どんどん小型化・軽量化を続けていく。そして単に電話の機能だけでなく、映像や音声のやりとりができるようになり、総合デジタル情報デバイスへと進化。それもさらに小型が進んでいく。
小型化し、さらに音声・静止画・動画までやりとりができるように
最後の10秒ほどは企業自身のアピールのようなもので、なんだか良くわからない未来型のコミュニケーション端末をダンボール箱に詰め、「今後も遠距離コミュニケーションの形はどんどん進化していく。それでもうち(配信元)は情報を配信するお手伝いをしていきますよ」というメッセージを伝えている。
もちろん端折っている部分も多分にある。例えば郵便などのような、非デジタル手法による手紙を用いた手法はほとんど取り上げられていない(伝書鳩くらいなものだ)。それでも1分でそれとなく状況がつかめるのだから、大したものだ。
のろしから携帯電話に手段が変わっても、伝えるべき情報に大きな変化は無い。基本はいかに自分の想いを相手に伝えられるか、にある。道具の便利さにおぼれることなく、道具を使いこなしていきたいものだ……そのように、しみじみ思わせる動画といえよう。
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