ローソンの「まるでりんごパン」「まるでさつまいもパン」
2009/09/21 12:00
「Garbage Shot」第百十三回。今回は[ローソン(2651)]が先日(2009年9月15日)から発売した、「まるで-パン」シリーズのうち、「まるでりんごパン」「まるでさつまいもパン」の2点を紹介。リリースはすでに【今年の9月4日の時点で公表されていた】のだが、つい紹介し忘れてしまったので、今記事でフォローのも兼ねての紹介。ちなみに正確には「まるでさつまいもパン」は昨年の時点で発売されているものの、パッケージなどを「改めて」新発売ということらしい。また「まるでぶどうパン」は見た目はブドウっぽかったが、色が普通のパン生地だったので、体裁も考えて今回はパス。
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いつものごとく自宅近所のローソン某店では、「まるで-パン」の専用コーナーが出来ていた。折しも「20点集めるとリラックマのスープマグカッププレゼント」のキャンペーンも実施されており、そちらのシールつきの「まるで-パン」がずらり。
ローソン某店に並ぶ「まるで-パン」シリーズ
どれも果物などのような形をした、ちょっと楽しげなパンたちが並ぶ。中でも色がオマージュ対象となったモノにそっくりな、「まるでりんごパン」「まるでさつまいもパン」を手に取り、レジへ。価格は「まるでりんごパン」は135円、「まるでさつまいもパン」は130円。
「まるでりんごパン」(左)と「「まるでさつまいもパン」(右)
スペック(笑)は、「まるでりんごパン」はサイズが直径90ミリ、高さ50ミリ、重量約100グラム、「まるでさつまいもパン」はサイズが120センチ×80ミリ×30ミリ、重量約90グラム。ちなみに製造元は両方とも[山崎製パン(2212)]。
先のリリースによれば(「まるでさつまいもパン」はリリースが失われているので分からず)、
・パン生地の中に大きなカットのりんごプレザーブ(砂糖煮)を包み込み、ジャムと合わせることで風味を出しました。棒チョコでヘタを表現しました。
とのこと。
さっそく「まるでさつまいもパン」から封を開けてみる。ふわっと、うっすらとしたサツマイモの香りが漂う。
「まるでさつまいもパン」
見た目はちょっと凹み気味のサツマイモだが、秋口になると八百屋に並ぶあのサツマイモなイメージをかもす色に違いは無い。原材料に「さつまいもフラワーペースト」の文字があり、サツマイモがごってり使われているのが分かる。
断面写真を見れば確認できるがパンの外壁にはサツマイモ色の、少しもちもち感のある生地が全体を包んでいる。内部の通常パン生地はふかふか。そして中にはサツマイモをすりつぶした時にできる……というより栗きんとんならぬ「サツマイモきんとん」のような、サツマイモ味のクリーム。サツマイモもパンも主食的な立ち位置にあるが、調理方法を変えることで結構マッチするのね、と実感。
続いて「まるでりんごパン」。こちらはリンゴそのものというよりは、甘酸っぱいリンゴパイのような香りが鼻腔を刺激する。
「まるでりんごパン」
当方の持ち帰りの際のミスで少々凹んでしまったが(とほほ)、見た目はしっかりとしたリンゴ。リリースにもあるように、「へた」の部分をチョコレートで作ったのがアイディア賞もの。
断面を良く見てもらうと分かるのだが、「まるでさつまいもパン」は「サツマイモ色」の生地が外部のみを覆っていたのに対し、「まるでりんごパン」では内部にも何層に渡って「リンゴ色」の生地が折り重なっている。見た目もちょっとキレイ。
中の具は、りんごのプレザーブ(砂糖煮)とリンゴジャム。甘いリンゴジャムに時々シャクシャク感のあるリンゴ自身が入っていて、食感的にも楽しい。さらに中央の棒チョコが、りんごのプレザーブやリンゴジャムとは違ったアクセントの甘み・歯ごたえを与えてくれる。
両商品を見た限りでは、見た目を楽しく、そして美味しく、季節感を「味わえる」商品を、というテーマは見事に具象化されているようだ。このように「色々な工夫でお客を楽しませる努力」が見えてくる、努力が感じられる商品は大歓迎。中でも個人的には「まるでりんごパン」が一押し。「ちょっと面白美味しいよね」といった感じで、子供や若年層にも受けそうな気がする。
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