みるみる楽しくなるマクドナルドの広告たち
2009/09/21 09:43


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あくびをしているように見えるけど、見る方向が変わると……ぱくり
一見、あくびをしているようにしか見えない男性。しかし見る方向を変えると少しずつ口元に何かが映し出されて……口を大きく開けてハンバーガーを食べようとしている男性に早変わり。見る方向で鏡のように振る舞い、別の方向ではガラスのような働きをするハーフミラーを用いたものと思われる。元々この店は24時間営業のため、「眠たい時間にもハンバーガーをどうぞ」というメッセージを見る人に与えてくれる。

朝が来ると卵が割れて……
普段は大きな卵が掲げられているだけだが、夜が開けるにつれて少しずつ中央から割れて、目玉焼きが飛び出る仕組み。黄身の部分には「新鮮な卵を毎日お届け(Fresh eggs daily)」とあり、朝食メニューの卵のアピールに役立つ仕組み。ちなみに午前の10時あたりになると、卵は閉じてしまうようだ。

日時計とマクドナルドの「m」のマークをうまく組み合わせた看板
看板の右上にフォークのような棒を突き出し、影をうまく日時計のようにしたもの。影が差す時間帯は、朝6時ならコーヒーのように、うまく時間にマッチしたマクドナルドの商品が並べられている。さらに早朝は単なるフォークのようにしか見えない影も、お昼が近付くにつれて段々と柄の部分のゆがみが無くなり、12時頃にはマクドナルドの「m」のマークが見えるようになる。

「夜にも開いてるよ」
昼間は単なるオレンジ一色に「夜に開いてます」のメッセージにしか見えない看板。しかし夜になると上部のランプから照らされた明かりがうまくマクドナルドの「m」のマークを形作り、「夜にもマクドナルドは営業していますよ」を意味するメッセージを示すことになる。マクドナルドのトレードマークがシンプルであるがゆえに出来る、単純かつ明快な広告。

文字通り「フレッシュなサラダ」
新鮮なサラダを意味する「フレッシュサラダ」の文字を、その言葉通り緑の草で作ったもの。「文字が生き生きとしている」とはまさにこのことを意味するのだろう。

ドイツの国旗なハンバーガーの断面
最後はドイツ限定の看板。ドイツの国旗を構成している黒・赤・黄色をそれぞれパティ・トマト・チーズになぞらえ、そのまま国旗仕立てにしたもの。左端にちょっぴりとだけパンズ(ハンバーガーのパンの部分)が見え、ハンバーガーであることを主張している。日本なら月見バーガーの目玉焼きの部分だけを使うのだろうか。

日本では【「トレインチャンネル」の秘密をちょっとだけのぞいてみる】で紹介した「トレインチャンネル」のように、最新技術を盛り込んだデジタルサイネージをはじめとした、屋外広告が注目を集めつつある。今回紹介したような素晴らしいアイディア・トリックを生みだす発想力と合わせれば、日本においても上記の作品群に負けないような、見る人を楽しませてくれる広告が続々生み出されることだろう。
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