相手にも、そして自分自身も……嫁と姑の同居・別居問題意識
2009/09/21 09:37
アットホームは2009年9月17日、嫁姑(よめしゅうとめ)と住まいの関係に関する調査結果を発表した。それによると、嫁にとって「姑とは同居するのではなく別居した方が、関係がうまくいく」と考えている人が8割を超えていることが分かった。現在同居中の妻でも7割を超えており、妻と姑の同居の難しさを物語るデータとなっている(【発表リリース、PDF】)。
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今調査は携帯電話によるインターネット経由で2009年9月1日から7日にかけて、25-49歳の既婚者で姑と同居している嫁・別居している嫁各300人、計600人に対して行われたもの。関西圏・関東圏の分布は1対1。姑の年齢が65歳以上の対象者は454人でそのうち同居が233人、別居が221人。
一戸建てなどの住宅を建てる過程で親に補助をしてもらう時に、あるいは結婚する際に相手方の親との同居を前提とするというパターンはよくある話。妻にとっては望もうとと望むまいと、姑と同居せざるを得なくなった、という場合もある。そのような場合、妻にとって姑との関係は頭を痛める問題の一つとなりうるが、果たして同居した方が良いと考えているのだろうか。全体では8割超が「姑とは別居した方が関係がうまくいく」と考えている結果となった。
嫁姑は、別居した方が関係がうまくいくと思いますか
現在別居中の妻にとっては、別居した方が関係がうまくいくと考えた上での別居状態である人も多いのだろうか、9割以上が「別居の方が良い」と回答している。
気になるのはむしろ現在同居中の妻。70.3%が「現在同居中であるにも関わらず、別居の方が関係がうまくいく」と考えていることになる。逆にいえば「今の同居状態の方が関係がうまくいく」と考えているのは29.7%しかいないことになる。姑と同居中の妻にとって、同居という状況そのものが頭痛の種となっているようである。
このような状況を認識しているからか、妻自身が将来姑になった場合、子供夫婦とは同居すべきである・同居したいと考えている人は9割以上に達している。
「自分が姑になった場合、子供夫婦と同居したいですか
【「お年寄りがいる家」のうち1/4・414万世帯は「一人きり」】にもあるように日本では核家族化が急速に進行しているが、妻の姑への苦手意識・別居意識、そして世代間の隔たりを持ったままの同居の難しさの認識が、大きな要因なのかもしれない。
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