【更新】「お好み焼きはご飯のおかず」は西高東低!?
2009/09/18 05:30
【日清製粉(2002)】は2009年9月17日、お好み焼きとたこ焼きに関する調査結果を発表した。それによると、調査母体の主婦においては「お好み焼き」を「ご飯のおかずだと思う」人は約2割であることが分かった。地域別の差は大きく、東京では1割を切っているのに対し、大阪では4割以上が「おかず」と認識している。また、認識度は西高東低の傾向があるようだ([発表リリース])。
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今調査は2009年8月31日から9月1日にかけてインターネット経由で行われ、有効回答数は1000人。対象は4-18歳の子供を持つ30-49歳の既婚女性。対象エリアは北海道・宮崎県・東京都・愛知県・大阪府・広島県・福岡県でほぼ同数ずつ。
不景気のあおりや内食傾向を受けて、お好み焼き・たこ焼きに対する注目は高まりつつあるという。このような状況の中、お好み焼きでよく話題に登るのは「お好み焼きはご飯のおかずか否か」。小麦系の食品でも主食級の扱いを受けることの多いお好み焼きだが、関西地域では「お好み焼き定食」のように、「お好み焼きをおかず、主食としてご飯」のセットで提供されることが多いという。
具材の多さからおかず的扱いを受けるのは当然といえる。しかし一方で、小麦(記事)の割合の大きさから「むしろ主食では」「おかずだったら炭水化物と炭水化物でダブってしまう」という意見も多い。論議は尽きるところが無い。
そこで全体、および調査区域別に「お好み焼きはご飯のおかずか否か」について尋ねたところ、全体では20.8%が「おかずである」と回答した。5人に1人、いがいに「おかず容認派」は少ない。
お好み焼きはご飯のおかずか否か
全体では5人に1人だが、地域別では大きな差があるのが分かる。調査対象地域別では東京がもっとも少ない7.7%。それに対し大阪では実に半数近い45.5%もの人が「おかず容認派」という計算。大阪の人たちの、お好み焼きに対する想いが見えてくる。
また、全国47都道府県をリサーチしているわけではないので断定はできないが、今回調査された地域に限れば、全体的に「西高東低」の傾向を見せている。北海道や宮城、東京は1割前後と低く、大阪はもちろん愛知、広島、福岡などは2割前後を維持している。関西地域では「お好み焼きはご飯のおかずとして浸透が進んでいる」ということなのだろうか。
大阪ミナミのえびすばしの[公式サイト]では、「お好み焼き定食」について次のような記述がある。
そして、大阪人の食生活には根強い「ソース文化」があり、とにかくソースが大好き。なんにでもとりあえずソースをぶっかけます! ゆえに「ソースものはおかず」、つまりお好み焼きはトンカツやコロッケと同じ扱いとなっており、同じ理屈で「焼きそば定食」なるものも存在します。
「ソースものはおかず」だから「トンカツやコロッケと同じ扱い」という説明には思わず納得。「お好み焼きはおかずである」という考えは極めて論理的、なのかもしれない。
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