【更新】文房具、傘にカギにアクセサリー 次々なくなる失くしやすいものたち
2009/09/17 08:03
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年9月16日、失せモノに関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体において「身の回りのもので失くしやすい」と感じるもののトップには「文房具」がついた。「傘」「カギ」「アクセサリー」などが上位に連なっており、身に覚えのある人も少なくないだろう([発表リリース])。
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今調査は2009年8月27日から9月1日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は545人。男女比は54.5対45.5で、年齢階層比は20代34.7%、30代29.2%、40代36.1%。
人間の記憶力は残念ながら完ぺきで無いため、片づけたものすべての場所を覚えているわけではない。また、ポケットに入れたりバッグにしまっておいたつもりでも、いつの間にかこぼれおちたりすき間に潜り込んだりして、いざ必要な時には見当たらない場合もある。
そのような事例も含め、身の回りの品物で「失くしやすい」と感じるものについて選択肢から該当項目をすべて答えてもらったところ、全体ではもっとも多いのは「文房具」となった。3割強の人が「文房具は失くしやすい」と回答している。
あなたが身の回りで失くしやすいと感じるものは何ですか
クリップやホチキスの玉、ボールペンやノリの予備など、すぐに利用しない文房具は一か所にまとめて置くことである程度紛失を防げる。しかし日常的に用い、手の届くところに置いておく類のもの(例えばカッターや筆記用のボールペン、付せんなど)は、つい定位置から動かしたままで放置し、失くしてしまうもの。
ただしこれらの大部分は「自宅内の失せモノ」「職場内の失せモノ」で、大掃除をした際にまとめて出てくることも多い。音楽CDなどもその類だろう。CDそのものはもちろん、ケースや歌詞カードだけがなくなった経験を持つ人も多いはずだ。
一方で「傘」「カギ」「アクセサリー」「カード類」「携帯電話」などは、どちらかといえば室内よりも外で、つまり「屋外の失せモノ」の可能性が圧倒的に高い。傘は電車内で立てかけておいたり、店に入る時に傘立てに入れ、出てくる時につい傘を回収するのを忘れてしまうというパターン。傘を使うのは雨降りの時だけで、普段は使わないため、つい忘れてしまうものだ。
百歩譲って文房具や傘なら失くしても大きなダメージは無いが、カギやカード類、携帯電話を失くしてしまうと金銭的な問題はもちろん、防犯をはじめとした多方面において問題が発生しうる。元リリースにもあるように、普段から物の置き場所に気を使うことで、ある程度失せモノを減らすことができるだろう。
ちなみに上野警察署で2008年に「失くした物」として届けられたもののトップには」「証明書類」がついている(【参照ページ】)。
上野警察署に「なくした物」(落し物)として届け出のあった物上位5位(2008年、件数、全22237点中)
今回調査項目では第6位に入っている「携帯電話」の姿も見える。また、ありがちな「傘」が見当たらないが、これは「失くしたという届け出」のランキングなので、上位に無いだけ。「拾われた物」としてはトップに収まっている。つまり失くした側は「傘ぐらい失くしてもいいヤ」とばかりに放置し届け出なかったものと思われる。
運が良ければ、あるいは善意の人が拾ってくれれば取り戻せる可能性もあるが、屋外での失くしモノは手の元に戻る可能性の方が少ない。大切なものを運ぶ際には、くれぐれもご注意を。
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