インテリアショップ、どこを知ってる・使ってる? トップはやっぱりお馴染みのあの店
2009/09/15 04:35
マイボイスコムは2009年8月21日、インテリアに関する調査結果を発表した。それによると、調査母体では「認知度の高い」「直近で足を運んで購入した経験のある」インテリアショップ共に、【ニトリ(9843)】がトップについたことが分かった。9割近い人が「ニトリ」を知り、そのうち3割近くが直近でインテリアを購入した経験があると答えている。認知度では無印良品もほぼ肩を並べているが、直近購入店の割合ではニトリの半分にも及ばなかった(【発表リリース】)。
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今調査は2009年8月1日から5日の間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3752人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代33%・40代30%・50歳以上20%など。
インテリアとは室内装飾品を意味し、各種家具や装飾、照明などを指している。一般には頻繁に買い替えるものではなく、長い付き合いとなるものが多いため、購入者の趣味や用途にあわせてじっくりと考えて選ぶ必要がある(学習机や鏡台、タンス、パソコンデスクなどが好例)。
さて世間にはインテリアショップが満ちあふれているが、実際にはどの店・ブランドが知られているだろうか。選択肢を多数用意し複数回答で尋ねたところ、認知度では「ニトリ」がトップにつく結果となった。全体の88.7%が「ニトリを知っている」と答えている。
知っている/直接足を運んで購入した直近のインテリアショップ
さらにインテリアショップを知っている人に、直近で足を運んで購入した経験のある店を単一回答で尋ねたが、こちらもトップは「ニトリ」。いかに「ニトリ」がインテリアショップとしては知名度・実力共に高いレベルを持つことが分かる。
知名度別では「無印良品」「東急ハンズ」「ロフト」「大塚家具」「イケア」と続くが、直近購入順では「無印良品」の次に「イケア」が顔を見せているのが興味深い。先日当方(不破)の自宅にも、厚さ1センチほどのファッション誌テイストな「イケア」の商品無料カタログがポストに投函されていたが、センスあるカタログをめくりながら中身を見ていくと、「一度のぞいてみたいな」と思わせる魅力を持つから不思議である(これが紙媒体ならではのメリットともいえる)。実際の購入ショップで「ニトリ」「無印良品」に次ぐポジションを「イケア」が確保できたのは、販促活動がうまくいっている証だろうか。
気になる点といえばもう一つ。「認知度」の回答では「この中には無い」が3.1%しかいなかったのにも関わらず、「直近で購入したショップ(オンラインは除く)」で「この中には無い」が27.2%にも達していること。自分の知らないブランドのインテリアを買った人が2割強もいるという計算になるが……あるいは【デパート不調のもう一つの理由・アウトレットモールの魅力を探る】などで紹介している、アウトレットモールのインテリアショップで買っているのかもしれない。
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