「挙式スタイル」「披露宴の場所」「衣装」……結婚でこだわるポイント、トップについたのは!?

2009/09/14 07:54

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結婚式イメージマイボイスコムは2009年8月21日、結婚に関するアンケート調査結果を発表した。それによると調査母体のうち既婚者・結婚予定者において、結婚する際にもっともこだわったことは「新婚旅行」で3割強の人が同意を示している。一方でこだわらなかったり止めた・ランクを下げた事柄のトップには「結納」が挙がり、こちらは3割近くに達していた。古めかしい儀式として不必要と認識されているのか、それとも一族と一族とのつながりよりも個人個人の結びつきを重視しているためなのかもしれない(【発表リリース】)。



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今調査は2009年8月1日から5日までの間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3793人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代33%・40代30%・50歳以上21%。

個人にとっても親族をはじめ周囲の人にとっても一大イベントとなる「結婚」。式を挙げて婚姻届を提出すればそれでオシマイというわけでは無く、前後に様々な準備やイベントが待ち構えている。そして結婚式自身にも(基本的に人生に一度きりのイベントなため)多種多彩な選択肢が用意されており、当事者の頭を悩ませる。

それではそれらの準備やイベントの項目において、どんなことにこだわりたいのか、あるいは逆にこだわらなかったのか。調査母体のうち既婚者と結婚予定者に尋ねたところ、もっともこだわった人が多かったのは「新婚旅行」だった。10人に3人以上の人が「新婚旅行にこだわった」と答えている計算になる。

結婚する際にこだわったこと・こだわらなかったこと
結婚する際にこだわったこと・こだわらなかったこと

次いでこだわりを見せたのは「挙式のスタイル」。さらに「披露宴の場所・スタイル」「衣装」など、結婚式に連なる場面での「スタイル」へのこだわりが続いている。やはり人生最大のビッグショーであるだけに、出来るだけ力を入れてこだわりを見せ、思い出深いものとしたいという意図があるのだろう。

「結納」の簡略・省略可

個人主義、核家族化の進行が
拍車をかけている?
逆に「こだわらなかったこと/止めた・ランクを下げたこと」のトップは「結納」。冒頭でも触れたが、結婚が新郎新婦それぞれの一族同士のつながりを意味する云々という考え方が薄らいでいる、言い換えれば「結婚はあくまでも個人と個人との結びつき」という考え方が浸透しているのだろう。【「持ち家」数は増加傾向、ただし住宅全体に占める割合は約6割で変わらず】でも触れているが、核家族化の進行が拍車をかけているのかもしれない。

他の「こだわらないこと」の上位についている「ブライダルエステ」「二次会・三次会」などと違い、一見重要度が高いように見える「結納」が軽視されている実態は、保護者から見れば少々ショックなのかもしれない。

さてせっかく同じ項目について「肯定」「否定」双方のデータが用意されているので、「こだわった」から「こだわらなかった」を引き、こだわり度のDI値を算出してみた。

結婚する際のこだわり度DI値(こだわった-こだわらない)
結婚する際のこだわり度DI値(こだわった-こだわらない)

やはり「新婚旅行」は「こだわった」人が多く、「こだわらない」人が少ないこともあり、DI値がもっとも高い。「挙式のスタイル」も同様。その他の項目も大体「こだわった」値が高いほどDI値も高いものを示しており、特に変異は見られない。あえてチェックを入れるとすれば、「婚約指輪」の値がやや低めに出ていることと、「写真」が意外に上位についているくらだろうか。

すでに式を挙げてしまっている人はともかく、これから挙げる予定のある人は、「他人はどの点にこだわっているのかな」と気になることもあるかもしれない。そんな時はこの結果を見て、自分との相違を確認したり、優先順位を決める際の参考にするとよいだろう。



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