着せ替え可能・未来派志向のインタラクティブな鏡
2009/09/13 09:20
ほぼすべての洗面所に置かれているであろう大きな鏡。普段はそのまま、歯みがきや顔を洗ったり、ひげをそる時に自分の姿を見るのに使う程度だが、「これだけ大きな表示の場所があるのだから……」と考える人も少なくあるまい。それを実践したのが、【インタラクティブミラー(Interactive Mirror)】なるシロモノ。鏡を単なる鏡では無く、タッチセンサー付きの多目的用インタラクティブパネルにしたものだ(【トリガー記事:Toxel.com】)。
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インタラクティブミラー。
これはLIT STUDIOSとINTERFERENCEが共同開発したコンセプトモデル的なタッチセンサー搭載型のインタラクティブミラー。動画を見ればお分かりのように、鏡の下の部分に機能変更用のボタンがあり、ここで切り替えることにより、さまざまな機能を使うことができる。例えば鏡をキャンパスに見立てて自由自在に絵を描いたり(写し出された自分の姿に「落書き」もできるだろう)、ニュースや天気予報を受信して確認したり、シャツのデザインを色々と変更して自分に似合うかどうかを確かめたり、写真を拡大したりゲームで楽しむこともできる。
つまりはタッチパネル機能付きの液晶ディスプレイをそのまま鏡にし、それにインターネットに接続したパソコンをつなげ、対応するソフトを走らせているような形だ。製作者は元々は鏡にLEDパネルを組み込んだ商品を作っているところを見て、「全体をタッチパネル式にして、パソコンなしで色々できるものを作ろうじゃないか」と思い立ったという。
この「インタラクティブミラー」はコンセプトモデルのため、実際にはすべての機能が鏡の上でのタッチで出来るわけではないようだが、発想としては非常に面白いことに違いは無い。例えば据え置き型家庭用ゲーム機Wiiのような、ヌンチャク型のコントローラーで操作してインターネットへのアクセスやブラウジングがサクサクとできる人なら、この鏡のようなタッチパネル的な使い方をすれば、もっと簡単にインターネットが楽しめるはず。画面も十分以上に大きく、迫力ある画面が堪能できよう。
特に動画中で説明されている使い方の一つ、「Tシャツを映して自分の立ち姿と重ね合わせ、デザインを色々と変えてフィット感を確かめる」使い方は、【ゲーム機で女性のオシャレを助けます。コーディネートなソフトが登場】で紹介した『マイスタイリスト』の実物大を見ているような気分にさせられる。これだけでも十分以上の活用法が考えられるかもしれない。
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